

シルエットカメオ4の新ツール、ロータリーブレード・クラフトブレード※を使って様々な素材のカットにチャレンジ!きれいにカットできたものも、できなかったものも、まとめて発表していきます!
※本ページで紹介しているクラフトブレードはクラフトブレードCAMEO4用 (SILH-BLADE-KRAFT-2)です。

ここに記載の情報は、シルエットプロジェクトのメンバーが研究した結果となり、カットできた素材であっても品質保証がされているものではありません。お客様ご自身でお試しいただき、品質をご確認のうえご活用いただきますようお願いいたします。
クラフトブレード実験結果

合皮
台紙は、素材をしっかり固定できるよう、強粘着の使用をおすすめします。また、カット後台紙に繊維が残ってしまうため、合皮の表側を台紙につけてカットするのがおすすめです。スマートカット機能はオフに設定しました。
※スマートカット機能とは…刃先の方向制御を行う機能です。プレビューを確認すると、カットするデザインに刃先制御のための図形が足されています。スマートカット機能は、ロータリーブレードには必須の機能ですがクラフトブレードの場合は無効にしても問題ありません。スマートカットをオフにする方法は、クラフトブレード2の使い方ページをご確認ください。

- 素材名
- 合皮
- 素材の厚み
- 1mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 12
- カットスピード
- 2
- カット圧
- 2
- パスの回数
- 2
きれいに切れた

牛革
台紙は、素材をしっかり固定できるよう、強粘着の使用をおすすめします。カット後台紙に繊維が残ってしまうため、革の表側を台紙につけてカットするのがおすすめです。 厚みのある1.3mmカット時は、圧力を2段階に調整してカットしました。まずカット圧を1に設定してすじをいれ、1度目のカットが終了したら、カメオから素材を取りはずさず、カット圧を変更して再びデータを送信しました。図形の歪みが気になった場合は、一度目のカットの際にカッター刃の出し量を半分程度に設定してカットしてみると良いでしょう。

- 素材名
- 牛革(硬め)
- 素材の厚み
- 0.9mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 13
- カットスピード
- 2
- カット圧
- 2
- パスの回数
- 2
きれいに切れた

- 素材名
- 牛革(硬め)
- 素材の厚み
- 1.1mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 15
- カットスピード
- 2
- カット圧
- 3
- パスの回数
- 3
問題なく切れた

- 素材名
- 牛革(柔らかめ)
- 素材の厚み
- 1.3mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 1回目、2回目とも17
- カットスピード
- 1回目、2回目とも2
- カット圧
- 1回目1 / 2回目3
- パスの回数
- 1回目1 / 2回目3
問題なく切れた

EVAシート、フォーム
台紙は、素材をしっかり固定できるよう、強粘着の使用をおすすめします。 EVAシートやフォームのように、柔らかく厚みのある素材は、クラフトブレードでのカットに適しています。 カッター刃の長さが足りる厚みであれば、もう少し厚いものもカットできます。

- 素材名
- EVAシート
- 素材の厚み
- 1.5mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 17
- カットスピード
- 6
- カット圧
- 3
- パスの回数
- 1
きれいに切れた

- 素材名
- フォーム
- 素材の厚み
- 2mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 22
- カットスピード
- 6
- カット圧
- 3
- パスの回数
- 1
きれいに切れた

バルサ
台紙は、バルサをしっかり固定できるように強粘着の使用をおすすめします。 台紙からカット済みのバルサを台紙から外すときに破れてしまわないように注意してください。 もう少し厚いバルサをカットする場合は、最初は刃出し量を素材の厚みの半分程度に設定し、刃出し量を2段階に調整してカットすると良いです。

- 素材名
- バルサ(レモン画翠)
- 素材の厚み
- 0.5mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 7
- カットスピード
- 1
- カット圧
- 2
- パスの回数
- 1
問題なく切れた

- 素材名
- バルサ(レモン画翠)
- 素材の厚み
- 0.8mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 10
- カットスピード
- 1
- カット圧
- 2
- パスの回数
- 1
問題なく切れた

PPシート
素材を台紙にしっかり固定できるよう、粘着の強い台紙を使用してください。 厚みのある0.6mmのシートカット時は、圧力を2段階に調整してカットしました。 まずカット圧を1に設定してすじをいれ、1度目のカットが終了したら、カメオから素材を取りはずさず、カット圧を変更して再びデータを送信しました。

- 素材名
- PPシート(セリア)
- 素材の厚み
- 0.48mm
- カッティング用台紙
- 通常粘着か強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 8
- カットスピード
- 3
- カット圧
- 4
- パスの回数
- 3
問題なく切れた

- 素材名
- PPシート(セリア)
- 素材の厚み
- 0.6mm
- カッティング用台紙
- 通常粘着か強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 1回目、2回目とも9
- カットスピード
- 1回目、2回目とも3
- カット圧
- 1回目1 / 2回目4
- パスの回数
- 1回目1 / 2回目3
問題なく切れた

プラバン
カットの設定は、圧力を低めに設定し、パス回数を増やすことがポイントです。 台紙は、素材をしっかり固定できるよう、粘着の強いものを使用してください。 また、同じ厚みでも、製造元や材料の違いによりカットできるもの、できないものがあります。

- 素材名
- プラバン(タミヤ)
- 素材の厚み
- 0.3mm
- カッティング用台紙
- 通常粘着か強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 5
- カットスピード
- 3
- カット圧
- 3
- パスの回数
- 3
問題なく切れた

- 素材名
- プラバン(タミヤ)
- 素材の厚み
- 0.5mm
- カッティング用台紙
- 通常粘着か強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 8
- カットスピード
- 3
- カット圧
- 2
- パスの回数
- 8
問題なく切れた

スチレンボード
硬く、厚みのある素材のため、刃出し量を2段階に設定しました。 最初は刃出し量を素材の厚みの半分程度に調節し、すじをいれてからカットしました。 1度目のカットが終了したら、カメオから素材を取りはずさず、クラフトブレードのみカメオから取り外して、刃出し量を変更して再びデータを送信しました。 ペンアダプターとの同時使用で、ペン書き&カットが一度に行えます。

- 素材名
- スチレンボード
- 素材の厚み
- 1mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- クラフトブレード
- 刃出し量
- 1回目5 / 2回目13
- カットスピード
- 1回目、2回目とも3
- カット圧
- 1回目、2回目とも1
- パスの回数
- 1回目1 / 2回目3
問題なく切れた
クラフトブレード使用時のポイント
- 刃出し量は素材の厚み+0.2mm程度!
- 素材の硬さや材質により+0.2mm程度で切れない場合は、少しずつ刃出し量を増やしてください。刃を出しすぎてしまうと抵抗が強くなり、カットしたいデザインに歪みがでてしまいますので、適度な刃出し量でカットしてください。
- カット圧は低めの数値、4以下がおすすめ!
- カット圧は、33まで設定できますが、低い設定値でもかなりの圧力がかかります。クラフトブレード使用時は、カット圧を4以下に設定するのがおすすめです。
- 一度で切り切らず、数度切り!
- 通常のカッターで厚みのあるものをカットする際に、一度すじをいれてから、何度もカッターの 刃をいれてカットしますが、クラフトブレードで素材をカットする際も同じイメージです。厚い素材をカットする場合は、圧力を弱めてすじをいれてから、何度切りかしていくことで
綺麗にカットできます。
送信パネルにあるパスの設定で同じカットラインを何度切りするかの設定ができるので、
設定をうまくご活用ください。
クラフトブレード使用時の注意点
- カットの際の設定値は、素材やクラフトブレードの使用頻度により異なります。 必ず、カットテストを行い、調整してご使用ください。素材が切れていない場合は、 まずパス回数を増やしてみてください。
- 同じ厚みの素材であっても材質や硬さにより、カットできるものできないものがあります。
- クラフトブレードは、強い圧力で様々な素材(厚いもの、少し硬いもの)を カットするのに適したツールです。 繊細なデザインや精度が必要なものはオートブレードが適しています。用途に応じて使い分けをお願いします。
使い方を知りたい方はこちらから
Silhouette 4 シリーズクラフトブレードの使い方
ロータリーブレードの実験結果

ペーパーナプキン
粘着が強い台紙を使用すると、3枚つづりの1番下の薄い 紙が台紙にくっついてとれなくなってしまう場合があり ますので、弱粘着の台紙を使用してください。ペーパーナプキンの柄に沿ってカットしたい場合は、PixScan用台紙を使用すると、ペーパーナプキンの柄をスキャンし、カットすることができます。

- 素材名
- ペーパーナプキン(ニトリ)
- 素材の厚み
- 0.1mm
- カッティング用台紙
- 弱粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 13
- パスの回数
- 1
問題なく切れた

デニム生地
素材をしっかり固定するために、強粘着の台紙を使用してください。 また、台紙から剥がす際は、ほつれてしまわないよう、慎重に取り外してください。 細かいデザインではなくある程度大きさがあるデザインのカットが適しています。

- 素材名
- デニム
- 素材の厚み
- 0.86mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 28
- パスの回数
- 2
問題なく切れた

フェルト
素材をしっかり固定するため、強粘着の台紙を使用してください。 厚みのあるフェルトをカットする際には、圧力を上げて、パス回数を増やすとカットができます。 フェルトはロータリーブレードで非常にカットしやすい素材です。 ほつれにくいフェルトを使用すると、台紙が長持ちします。

- 素材名
- ウォッシャブルフェルト
- 素材の厚み
- 1mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 22
- パスの回数
- 1
問題なく切れた

- 素材名
- フェルト(サンフェルト)
- 素材の厚み
- 2mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 30
- パスの回数
- 3
問題なく切れた

帆布
素材をしっかり固定するため、強粘着の台紙を使用してください。 台紙から剥がす際は、ほつれてしまわないよう慎重に剥がしてください。 細かいデザインではなく、ある程度大きさがあるデザインのカットが適しています。

- 素材名
- 11号帆布
- 素材の厚み
- 0.58mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 28
- パスの回数
- 2
問題なく切れた

- 素材名
- キャンバス
- 素材の厚み
- 0.8mm
- カッティング用台紙
- 強粘着
- 使用したツール
- ロータリーブレード
- 刃出し量
- -
- カットスピード
- 5
- カット圧
- 25
- パスの回数
- 1
問題なく切れた
ロータリーブレード使用時のポイント
- ロータリーブレードはカット圧と、パス回数で切れ味を調整!
- ロータリーブレードは、オートブレードやクラフトブレードと違い、刃出し量が一定なので、カット圧とパス回数で切れ味の調整をします。 パス回数とは、同じデザインを何度切りするかの設定で、厚みのあるフェルト、硬い布をカットする際に、パス回数を増やすとカットできる場合があります。
- ロータリーブレードは、スマートカット機能をオンに!
- ロータリーブレードは、スマートカットという刃先の制御を行う機能を使うことで、綺麗にカットができます。プレビューで確認すると、カットするデザインに刃先制御のための図形が足されますが、カットはされませんので、そのままカットしてください。
ロータリーブレード使用時の注意点
カットの際の設定値は、ロータリーブレードの使用頻度や素材の硬さや厚みにより異なります。必ずカットテストを行い、調整してご使用いただきますようお願いいたします。
使い方を知りたい方はこちらから
Silhouette CAMEO 4 シリーズロータリーブレードの使い方